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簡単な計算問題は脳の短時間トレーニング

ここで問題をひとつ。次の2つのうち脳が活発に働いているのはどちらの方でしょう? ①複雑な計算を解いているとき 

②簡単な計算問題を解いているとき

 

実は正解は②なんです。

これは東北大学の調査でわかったことで、1日1回5分間、簡単な計算問題を解くことで脳が活性化されるといいます。

 

簡単な問題を解いているときは、速いテンポで次々と新しい問題を認識して計算し、答えを書いていくため、前頭前野のほか、利き手の運動性領野、さらに小脳も動員されます。

 

じっくりひとつの問題に取り組んでいるときより、広い領域で脳が活発に働くことになります。

 

陸上競技でいえば100メートル走とマラソンのようなもので、短距離走の場合は心臓も筋肉も一気にフル回転しますが、マラソンの方は徐々にエネルギーを使っていかなければ最後まで持ちません。

 

簡単な計算問題を集中して解くことは脳の短時間トレーニングに持ってこいということなのでしょう。

 

また1日5分間の簡単な書き取りも脳を活性化するのに効果的だといいます。漢字はカナと違って意味を表す表意文字だから、書くときは自然にその漢字の持つ意味も意識します。

 

それによって視覚野のある後頭葉から空間認知を行う頭頂葉、さらに利き手の運動性領野と感覚性領野も同時に活性化させます。